【BRAF遺伝子変異解析検査】検体の採取および送付方法の注意点

平成 31年2月1日

お客様各位

サンリツセルコバ検査センター

 

いつも大変お世話になっております。

 

尿路系移行上皮癌および前立腺癌の遺伝子検査であるBRAF遺伝子変異解析検査について、搬送中の検体の漏れがこのところ多く発生しております。

検体が漏れてしまうと、正確な遺伝子解析が出来なくなってしまうだけではなく、他の検体への影響も危惧されるため、検体の採取および送付方法について、ご注意をお願い致します。注意点を以下にお示し致します。

 

①スピッツ管等の容器で提出される場合、押し蓋式のキャップだと検体が漏れる可能性があるため、ねじ蓋式のキャップの容器をご使用ください。押し蓋式の容器は、冷凍すると内部が膨張してキャップがゆるむ可能性があります。

②尿あるいは前立腺マッサージ液は、その沈渣を冷凍保存したものが検査検体となります。尿や前立腺マッサージ液をそのまま冷凍すると細胞が破壊され、検査が出来ない場合があるため、必ず検体は遠心分離(3000rpm、5~10分)を行い、上清を捨ててから沈渣を冷凍保存してください。

 

弊社に検体が搬入された際に、キャップのゆるみや検体の漏れが見つかった場合、検査の受付が出来ない可能性がありますので、検体の取り扱いおよび送付方法には改めてご注意くださいますようお願い申し上げます。